適応障害

適応障害とは、環境になかなか馴染めず、そのストレスで様々な症状が出現し、日常生活に悪影響が及びます。
環境が変化(進学、転校、就職、転勤、引っ越し、結婚、離婚など)した後におこりやすく、気分の落ち込み、不安、身体のだるさなどの症状や、無断欠勤や喧嘩のような素行の問題が出現することもあります。
治療としては、ストレスの原因を取り除くことが出来れば症状は軽快することが多く、環境を調整し、適応しやすい状態を整えていきます。
ストレスへの上手な対応方法を身に着けていくための話し合いを行ったり、必要に応じて少量のお薬を使うこともあります。

不眠症

眠れない、寝ても何度も目が覚めるなどの症状があり、寝起きの体のだるさ(疲れがとれない)や、日中に常に眠気があり、日常生活に支障をきたしやすくなります。
不眠の原因には、騒音や明るい場所、暑さなど環境的な要因、痛み、かゆみ、頻尿、加齢といった身体的な要因、精神的ストレスなどによる心理的要因や、タバコやカフェイン、アルコールの摂取、薬による副作用などがあります。
また、うつ病や双極性感情障害(躁うつ病)、統合失調症といった病気のはじまりの可能性もあり注意が必要です。
睡眠リズム、生活習慣の改善について指導を行い(睡眠衛生指導)、必要に応じて少量のお薬を使うことがあります。