パニック障害(パニック症)

パニック障害では、何の前触れもなく突然、動悸、冷や汗、息苦しさ、めまい、吐き気、胸痛、手足の震え、痺れなど(パニック発作)がおこります。
パニック発作が起こると、「死んでしまうのではないか」と思うほど強い不安を感じることも多く、パニック発作が繰り返し起きると、「今度発作が起こったらどうしよう」と気になり、不安がさらに強くなります(予期不安)。
次第に外出自体が困難となってしまうことがあり(広場恐怖)、特に電車や人混み、エレベータ等を避けるようになる方が多いです。

治療法は、医師による精神療法に加えて、当院では心理士によるカウンセリングを行うこともできます。
喫煙、過労、睡眠不足、カフェイン摂取などがパニック発作を引き起こしやすくするため、生活習慣の改善も重要です。
また、必要に応じてお薬を使用することがあります。

強迫性障害(強迫症)

患者様ご自身も意味がないと理解しているにも関わらず、同じ考えが何度も繰り返し頭の中に浮かび(強迫観念)、ある行動を繰り返さずにはいられなくなる(強迫行為)ため、日常生活や社会生活に支障が生じてしまいます。

強迫性障害でよくみられる症状(例)

  • 汚れが気になり、何度も手洗いや洗濯、入浴などを繰り返す
  • 何度も窓や玄関のカギ、ガス栓、電気器具のスイッチなどを確認する

治療法は、医師による精神療法に加えて、当院では心理士によるカウンセリングを行うこともできます。また、必要に応じてお薬を使用することがあります。

社交不安障害(社交不安症)

対人恐怖症とも呼ばれ、人からの注目を浴びる場面(会議、人前での発表など)で、強い不安や緊張に襲われ、冷や汗や震え、動悸、息苦しさ、吐き気などの症状がおこり、普段は出来ることがスムーズに出来なくなります。
これらは非常に苦痛であり、できる限り人前に立つ状況を避けるようになり、日常生活や社会生活に支障が生じます。

治療法は、医師による精神療法に加えて、当院では心理士によるカウンセリングを行うこともできます。
また、必要に応じてお薬を使用することがあります。